今回の記事では「FXGTでは両建てはできるのか?」を徹底解説します。
結論から言えば、FXGTで両建ては可能です。
ただしFXGTでの両建てには下記のような制約があります。
- 同一口座内でのみ両建ては可能
- それ以外での両建ては基本的にはすべて禁止
- ゼロカットを悪用した両建ても禁止
FXGTでの両建ては、同一口座内での両建てのみ認められており、その他の両建てはすべて禁止。
ゼロカットを悪用した両建ても禁止のため、経済指標発表時を狙った両建て手法やボーナスを活用した両建て手法も使えない状況です。
また、スワップポイント狙いで両建てしても利益につながる通貨ペアはなく、スワップポイント狙いでの両建てもメリットはあまりないと言えるでしょう。
このように多くの制約と禁止事項のあるFXGTでの両建てですが、果たして、それでも両建てするメリットや、利益を出す両建て手法はあるのでしょうか。
今回はFXGTの両建てについて、メリットや禁止事項、手法などの実態に鋭く迫っていきます。
FXGTで両建ては可能?
両建てとは上の画像のように、決済をせずに買いポジションと売りポジションの両方を保有することを言います。
まずはFXGTにおいて両建て手法が使えるかどうか、詳細を見ていきましょう。
同一口座内でのみ両建ては可能
FXGTでは同一口座内でのみ両建ては可能です。
FXGTではMT5口座を最大で8口座まで持てます。
例えば「スタンダード口座のレバレッジ1000倍口座」、「スタンダード口座のレバレッジ500倍口座」、「ECN口座ボーナス無し口座」のような感じで、目的別に口座を使い分けることも可能。
しかし同じFXGTのMT5口座内であっても、口座が違っていれば両建てすることはできません。
FXGTで両建てが認められている「同一口座」というのは、上記で言えば「スタンダード口座レバレッジ1000倍口座」の中でだけ両建てができるということです。
FXGTでは両建てはできるものの、かなりの制約があって両建てのメリットを生かしづらそうですね。
その他の両建て手法はすべて禁止されている
FXGTでは同一口座内以外での両建て手法はすべて禁止されています。
同じFXGT内での口座であっても、管理している口座自体が分かれていれば両建ては禁止というのは結構厳しめかも。
同様に、FXGTでは複数業者間での両建ても禁止されています。
例えばFXGTで買い、XMでは売りでエントリーすることもNG。
この複数業者間での両建て手法を使えば、ボーナスだけを使えば完全ノーリスクで確実に利益が出てしまうため禁止しているわけです。
リスクゼロで利益ができるような両建て手法は、FXGTではすべて禁止だと覚えておきましょう。
FXGTで禁止されている両建ての詳細
ここからは、FXGTで禁止されている両建ての詳細についてお伝えします。
これらのルールを守らなければ口座凍結など厳しい処置がなされる場合もあるのでご注意くださいませ。
ゼロカットを悪用する形での両建て全般
FXGTではゼロカットを悪用する形での両建てがすべて禁止されています。
ゼロカットの悪用と見なされる代表的な両建て手法が「アービトラージ」です。
アービトラージとは簡単に言えば、相場が一方向に大きく動くタイミングを狙って、買いと売りの両方のポジションを持つ手法のこと。
この場合、買い売りのいずれかは大勝、もう一方はゼロカット発動によって最小限の損失に抑えられ、トータルで大きく稼げます。
さらにボーナスを使って両建て(ボーナスアービトラージ)を行えば、完全ノーリスクで100%勝ててしまうのです。
しかしFXGTではこのようなゼロカットやボーナスを悪用した両建て手法を禁止しており、発覚すると口座凍結される可能性が高いのでご注意ください。
FXGTで「アービトラージによる両建て」と見なされる具体例を3つ見ておきましょう。
FXGT内で複数口座を利用した両建て
FXGTでは最大8口座まで口座を持つことができますが、その口座間での両建てが禁止されています。
スタンダード口座とECN口座での両建てや、同じスタンダード口座内であっても別口座での両建てだと、アービトラージと見なされるのです。
上の画像のように、例えばスタンダード口座で「勝てば10万、負けたら3万」となるようなエントリーをしていたとします(例:2ロット投入、利益確定50pips・損切り15pips)。
そしてECN口座でも同様に「勝てば10万、負けたら3万」のエントリーをしておけば、相場が一方向に大きく動くタイミングであれば、かなりの高確率で勝ててしまうのです。
負けトレードの方はゼロカットが発動して、0以上にマイナスは膨らみません。
一方で、勝ちトレードは一気に利益が伸びて大きく勝てるので、トータルで勝てるという手法です。
これはFXGTのボーナスを使えば実質的な損を抑えられ、100%勝てる両建て手法となります(ボーナスアービトラージ)。
相場が一方向に傾く可能性の高い局面は、ファンダメンタルズで言えば経済指標発表や要人発言時。
テクニカルであればトレンドラインの突破や移動平均線のゴールデンクロスなど。
複数口座間でゼロカットやボーナスを活用したアービトラージによる両建て手法を使えば、実質的なリスクがない状態で勝ててしまうわけです。
スタンダード口座のメリットはボーナス、ECN口座のメリットはスプレッドの狭さにあります。
FXGT内の複数口座のそれぞれの口座メリットを活かした両建て取引をしたいところですが、その両建て手法は残念ながら禁止されているのです。
他業者を併用した両建て
FXGTと他業者を併用した両建ても禁止事項。
例えばFXGTでは買いで入り、XMでは売りで入るという取引はNGなのです。
FXGTとXMの口座開設ボーナスだけを使って両建て取引すれば、いずれかの業者では必ず勝ちます。
負けたほうはボーナスを失うだけなので、実質の損失なし。
トータルでは完全ノーリスクで勝てることになってしまうわけです。
これをOKにしてしまうと、海外FX業者自体の経営自体が成り立たなくなってしまうので、複数業者間での両建て禁止はやむを得ないでしょう。
この両建てに関しては、海外FX業者同士で協力しながら監視している可能性もあります。
発覚するとやはり口座凍結の対象となりますので、FXGTと他業者を併用した両建ても絶対にしないようご注意を。
グループ内で連携した両建て
FXGTではグループ内で連携した両建ても禁止しています。
例えば2人で共同戦線を張り、一方が買い、一方が売りで同時にエントリーすれば、必ずどちらかが勝つことに。
これをFXGTのボーナスを使って取引していれば、ノーリスクで確実に利益を得られます。
この同時両建て手法は連携する人数が多ければ多いほど利益も大きくなりますが、FXGTではこのようなグループ連携による両建て手法も禁止です。
FXGTというより海外FX業者全般での禁止事項と言ってもよいでしょう。
FXGTではAIを使って、IPアドレスをはじめ様々な方法でこれらの不正な両建て取引がされていないか監視している可能性が高いです。
バレないと思ってFXGTでこのような両建てをすることは避けましょう。
以上、ここまでFXGTの両建て禁止事例を3つ見てきましたが、すべてに共通していることは「完全ノーリスクで確実に利益が出せる両建てはすべて禁止」だということです。
企業経営の点からも、FXGTがこれらの両建てを禁止するのは当然と言えるでしょう。
FXGXで両建てする際の注意点
ここからはFXGTで両建てする際の注意点を見ていきましょう。
FXGTでは今までお伝えしてきた禁止事項を守れば、両建て自体は可能です。
しかし「同一口座内での両建て」だけでは、あまり多くのメリットを享受できないのも実情。
以下では、FXGTでの両建てにおけるコストや、避けた方がよい両建て手法についてお伝えします。
スプレッドとスワップポイントは2ポジション分発生する
FXGTだけでなく他の海外FX業者でも同様ですが、まず両建てには下記2種類のコストがかかります。
- ①2倍のスプレッド
- ②スワップポイント
スプレッドは通常のトレードでもかかってくる取引コストですが、両建ての場合は買い・売り両方のポジションにかかるので、通常の2倍のスプレッドが必要です。
また、スワップポイントも同様に買いスワップ・売りスワップの両方が発生。
FXGTでは、買いもしくは売りの一方だけであればスワップポイントで利益の出る通貨ペアはあります。
しかし買い・売りの両方のスワップポイントを合計してプラスになる通貨ペアは皆無です(詳細は後述)。
FXGTのスワップポイントで両建てによる利益を狙うことは避けた方がよいでしょう。
FXGTで両建てする場合はスワップポイントが発生しないよう、日をまたがない短期保有に留めたほうが無難かもしれませんね。
仮想通貨の両建ては極めてオススメできない
仮想通貨では、スワップポイント(資金調達率)は売り・買いともにすべてマイナスです。
つまりスワップポイントは利益にはなり得ず、完全な手数料コストに。
FXGTの仮想通貨のスワップポイント発生時間は、日本時間の1時・5時・9時・13時・17時・21時で、1日6回発生します。
このタイミングでもし両建てしていれば、買いスワップ・売りスワップの両方のコストを払う必要があるのです。
BTC/JPYにおいて1ロットを両建てしてスワップポイントが1回発生したとすれば、ざっくりですが1,500円前後のスワップコストがかかる計算になります。
もし両建てで1日保有すれば1万円前後もの高コストが、両建てポジションによって発生するのです。
FXのようにスワップポイントが利益になることが皆無で、スワップポイントという名のコストが買い・売り両方にかかるのでデメリットばかり。
仮想通貨での両建てはまったくオススメできません。
それでもFXGTの仮想通貨で両建てしたい場合は、スワップポイントが発生しないような短時間の保有に留めておいたほうが賢明でしょう。
疑いをかけられるような取引方法は避ける
FXGTに利用規約違反の疑いをかけられるような両建ての取引方法は避けるよう注意してください。
先述した「ゼロカットを悪用した両建て」「複数口座間での両建て」「複数業者間での両建て」などが、FXGTの利用規約で明確に禁止されている注意事項です。
しかし、これに近いグレーゾーンとして以下の両建て手法も避けた方が無難。
- 相関の強い通貨ペアの両建て
- 経済指標時や月曜窓開けを狙った両建て
この2つの両建て手法を詳しく見ておきましょう。
相関の強い通貨ペアの両建て
FXには相関の強い通貨ペアが存在します。
相関が強い通貨ペアとは、同じような値動きをする通貨ペアのこと。
例えばAUD/JPYとNZD/JPYが挙げられます。
オーストラリアとニュージーランドは同じオセアニアということもあり、非常に相関性の強い通貨。
両建て手法としては、AUD/JPYで買い、NZD/JPYで売りの両建てをして、少し様子見します。
両建てしているので上昇・下降どちらに動いても利益・損失は出ません。
そして買いか売りのトレンドが出た時点で、逆行した側の通貨ペアを決済し、トレンドが出た方のエントリーだけに絞るという手法です。
ブレイク後、トレンドはしばらく継続しやすいというFX相場の特性を突いた手法となります。
1つの通貨ペアで両建てを実施するような明確な両建てではなく、間接的な両建てと言ったところでしょうか。
トレンドが発生するまでは損失が膨らまない状態で静観できる点にメリットがあります。
また応用編としては、逆相関(真逆の動き)の通貨ペアを狙って大きな利益を得る両建て手法もあるので紹介しておきましょう。
例えばEUR/USDとUSD/JPYでは真逆の値動きになりやすい、という特徴があります。
EUR/USDで下降トレンド中であれば、EUR/USDは売り、USD/JPYは買いで両建てエントリーすれば、2勝0敗を高確率で狙えます。
あくまで傾向なので必ずしもそうなるとは限りませんが、勝率の高い両建て手法です。
ではFXGTとしては、通貨の相関性を狙った両建て手法については認めているのでしょうか?
FXGTからの回答は以下の通り。
「相関通貨ペアを狙った両建て手法に問題はないものの、違反などの判断については関連部署により総合的な判断となる」という、なんともグレーな回答でした。
逆に言えば「総合的な判断によって違反だと判断されても仕方ない」と解釈できなくもないですね。
FXGTからペナルティや規約違反の疑いをかけられたくない人は、相関通貨ペアでの両建て手法は控えめにしておいたほうが無難かも。
経済指標発表時の両建て
相場が買い・売りの一方に大きく動きやすい局面として経済指標発表時が挙げられます。
経済指標発表の直前に利益確定を遠めに、損切りを近めに設定しておき、両建てする手法です。
指標発表後に一方へ大きく動けば、順行したほうは大きな利益、逆行したほうは損切りが入って最小限の損失。
トータルで見れば大きく稼げるというメリットを得られるのが、経済指標発表時の両建て手法です。
経済指標発表時の特徴を狙った両建て取引ですが、FXGTでは認められているのか?気になるので早速確認。
月曜朝の窓開けを狙った両建て手法の可否も合わせて聞いてみました。
MT5の同一口座内での両建てであれば可能とのこと。
FXGTとしては、経済指標発表や月曜朝の窓開けにおける両建て手法は、認めている模様です。
しかし、あまり多用していると「ゼロカットの悪用」「アービトラージ」と見なされることもあるかも。
実際にはきっちり損切りを設定しておけばゼロカットの悪用にはならないわけですが、アービトラージと疑われる可能性は無きにしもあらず。
先述の相関通貨ペア同様に、総合的に違反と判断されてしまうと口座凍結される恐れもあるので、経済指標発表時などの両建て手法も避けておいたほうが無難でしょう。
もっとも経済指標発表時にはスプレッドが広がりやすく、両建てすると最悪、買い・売りの両方とも損切りにかかってしまうリスクもアリ。
経済指標発表時の両建ては意外とメリットが少ないので、この両建ても控えておいたほうが無難でしょう。
FXGTの両建てについてよくある質問
ここでは、FXGTの両建てについてよくある質問をまとめておきます。
FXGTで両建て手法を使うかどうかの参考情報として、ぜひご活用くださいませ。
スワップポイントが狙える通貨ペアはある?
FXGTでは両建てによってスワップポイントで利益を狙える通貨があるのか、気になる人も多いことでしょう。
結論から言えば、残念ながらFXGTでは、両建てによるスワップポイントで利益を出すことはできない状況です。
両建てではなく、買いか売りだけの片道でスワップポイント利益が得られる通貨は、FXGTの全通貨ペア54種類のうち10種類。
その通貨ペアを両建てしたときに、買いスワップと売りスワップの合計がプラスになるか検証したものが下表となります。
通貨ペア | 売りスワップ | 買いスワップ | 両建て時(スワップ合計) |
EUR/CAD | 0.13 | -9.24 | -9.11 |
USD/CHF | -5.04 | 0.68 | -4.36 |
AUD/CHF | -5.08 | 0.27 | -4.81 |
NZD/CHF | -5.47 | 0.24 | -5.23 |
CAD/CHF | -5.38 | 0.42 | -4.96 |
EUR/TRY | 165.8 | -620.5 | -454.7 |
USD/TRY | 145.64 | -485.12 | -339.48 |
TRY/JPY | -11.57 | 1.15 | -10.42 |
USD/MXN | 90.02 | -374.12 | -284.1 |
USD/ZAR | 40.32 | -122.26 | -81.94 |
買いスワップか売りスワップ、いずれかであれば利益が出るものの、両建てをするとすべてマイナスとなってしまうのです。
つまり、FXGTでは両建てによってスワップポイントの利益を得ることは不可能。
FXGTのスワップポイントで利益を狙うなら両建てではなく、あくまで買いか売りの一方を狙うしかなさそうです。
ただし、スワップポイントを狙う場合もスプレッドは発生するので、その配慮も必要。
両建てではないですが、FXGTでスワップ利益が出せる通貨ペアの、スワップポイントとスプレッド一覧表も参考までにご覧ください。
通貨ペア | 売りor買い | スワップポイント | スプレッド(pips) |
EUR/CAD | 売り | 0.13 | 3.4 |
USD/CHF | 買い | 0.68 | 2.3 |
AUD/CHF | 買い | 0.27 | 2.7 |
NZD/CHF | 買い | 0.24 | 3.7 |
CAD/CHF | 買い | 0.42 | 3.1 |
EUR/TRY | 売り | 165.8 | 125.0 |
USD/TRY | 売り | 146.64 | 275.0 |
TRY/JPY | 買い | 1.15 | 4.3 |
USD/MXN | 売り | 90.02 | 142.0 |
USD/ZAR | 売り | 40.32 | 102.0 |
例えば、上表の中でスプレッドの最も狭いUSD/CHFを1ロット買いポジションで持った場合は、3日以上保有すればスワップ利益が出る計算になります。
FXGTでは両建てによるスワップ利益は得られませんが、買いか売りの一方なら、スワップ利益を出すことは可能です。
ただしこれはスワップポイント利益のみの話。通常トレード部分で利益が出るかどうかは別問題ですのでご注意を。
経済指標発表時に両建てしても大丈夫?
FXGTでは経済指標発表時の両建ては、同一口座内であれば認められています。
ただし大前提として、「ゼロカットの悪用」と見なされないように、しっかり損切りを設定しておくことは必須。
損切りを入れずにギャンブルトレードをしていると、FXGTから「ゼロカットの悪用」と見なされて規約違反・口座凍結となる恐れも。
また損切りを入れていたとしても、経済指標での両建てトレードばかりしていると、FXGTからアービトラージなどの規約違反と判断される可能性もアリ。
経済指標発表時にはスプレッドも広がりやすく、両建てが成功するとは限りません。
FXGTに規約違反を疑われるリスクを冒してまで両建てすることはメリットも少なく、あまりオススメできないといった感じですね(それでも両建てする場合は自己責任で)。
相関性の強い通貨ペアの両建ては大丈夫?
相関性の強い通貨ペア(例:AUD/JPYとNZD/JPY)での両建て手法は、FXGTの同一口座内に限り、いちおう認められています。
ただし、違反の判断はFXGTの関連部門による総合的な判断による、とのこと。
基本的には相関性の強い通貨ペアでの両建てはできるものの、控えめにしておいたほうが無難でしょう。
特に相関性の強い通貨ペアを狙って、自動売買EAによるスキャルピングでの両建てで大量の注文を出すような取引は、FXGT側にとって負担が大きくなります。
その結果、FXGTから規約違反と見なされる可能性もゼロではないので、上記のような両建ては避けたほうが賢明です。
FXGTで両建てするメリットはある?
様々な制約のあるFXGTの両建てではありますが、それでもメリットはあります。
特にFX初心者であれば、両建てをすることによって「往復ビンタ」を回避できるという大きなメリットがあるのです。
往復ビンタとは下図のような状態。
もし両建てをしていれば、利益も損失も増えない状態を維持できるのです。
もちろんそのままではスプレッド分、マイナスになってしまうので、どこかのタイミングでは両建てを解消し、片方を決済(損切り)する必要はあります。
しかし大きな動きが出るまで両建てすることで、無駄なダマシやレンジの動きに振り回されなくて済むのが両建てのメリット。
先ほどのチャートを少し進めたものが下図です。
FX初心者の中にはポジポジ病と言って、ポジションを持たないと気が済まない人も結構多いのではないでしょうか。
ポジションは持ちたい、しかし往復ビンタによる損失も避けたい。
これを両立できるのが両建て手法なのです。
慣れてくれば、上昇トレンドが始まったと感じたときに、買いの比重を上げて売りの比重を下げ、徐々に両建てを解消していく、という比較的安全な両建て手法もあります。
また、市販されている自動売買EAにおいては、両建て手法にナンピン・マーチンゲ―ルを組み合わせたロジックのEAも多いのが現状。
両建てにはそれだけメリットがあるということの裏返しかもしれませんね。
まずはFXGTのデモ口座を使って両建てを体験してみるのもアリでしょう。
FXGTの利用規約・禁止事項を確認したい
FXGTの利用規約・禁止事項についてはこちらをご参照ください。
FXGTのボーナスキャンペーンの利用規約・禁止事項はこちらから。
FXGTの利用規約・禁止事項は英語表記になっているのが難点ですが、日本語で読みたい人は、ブラウザでChromeを使えばOKです。
マウス右クリック→「日本語に翻訳」を選択すれば、簡単に日本語に切り替わります。
まとめ
FXGTでは、同一口座内でのみ両建ては可能となっています。
複数口座での両建てや、複数業者間での両建て、グループと連携しての両建てなどはすべて禁止となっているのでご注意ください。
FXGTでは両建てをしてスワップポイントで利益を出せる通貨ペアはありません。
スワップポイントを狙って両建てするメリットは無いというのが実情。
もしFXGTのスワップポイントで利益を出したいなら両建ては諦めて、買いか売りの一方で利益の出る通貨ペアを選ぶようにしましょう。
FXGTでは経済指標発表時の両建てや、相関性の強い通貨ペアでの両建ては、同一口座内であればいちおう認められてはいます。
しかしグレーな部分も多く、FXGTにゼロカットの悪用やアービトラージなどの疑いをかけられる可能性もあるので、上記の両建てはなるべく控えたほうが無難でしょう。