FXGTの手数料はどこで発生する?全情報をまとめてみた

FXGTは、2019年にサービスを開始した新興海外FX業者です。FXだけでなく仮想通貨やNFT、DeFiトークンなど豊富な金融商品の取り扱いがあることから、現在多くのトレーダーから注目を集めています。

この記事では、FXGTでの取引にかかる手数料について解説していきますので、是非取引を行う際の参考にしてください。

FXGTで発生する手数料一覧

まずは、FXGTで発生する手数料の種類を確認しておきましょう。

  • ・スプレッド
  • ・スワップポイント
  • ・入金手数料
  • ・出金手数料
  • ・口座維持手数料

FXGTの取引では、上記5種類の手数料が発生します。それぞれの手数料の内容について詳しく見ていきましょう。

FXGTの入金・出金手数料

まずは、FXGTで入出金手続きを行う際に発生する手数料について解説していきます。

FXGT側で手数料がかかることはない

FXGTにおける入出金手数料は基本的に無料となっています。しかし、入金方法によっては送金を行った銀行サイド等で手数料が発生する場合があります。以下の表にて入金方法別の手数料をまとめています。

入金方法手数料最低入金額
クレジットカード無料1,000円~5,000円※国際ブランドによって異なる
仮想通貨無料※トランザクション手数料は顧客負担仮想通貨銘柄によって異なる
Bitwallet無料※Bitwalletへの入金には手数料負担あり1,000円
STICPAY無料※STICPAYへの入金には手数料負担ありなし
国内銀行送金無料※振込手数料は顧客負担10,000円

参考:FXGT公式サイト

どの方法もFXGT側では入金手数料がかかりませんが、経由するサービス側で手数料が必要となる場合があります。たとえば、Bitwalletからクレジットカード経由で入金する場合は8~8.5%の手数料がかかるなど、決して安い水準とはいえません。

また、出金手数料についても確認しておきましょう。

出金方法手数料最低出金額
クレジットカード無料1,000円~5,000円※国際ブランドによって異なる
仮想通貨無料仮想通貨銘柄によって異なる
Bitwallet無料※Bitwalletからの出金には手数料負担あり1,000円
STICPAY無料※STICPAYからの出金には手数料負担あり1,000円
国内銀行送金無料10,000円

参考:FXGT公式サイト

出金手数料についてもFXGT側で発生する手数料はありません。しかし、BitwalletとSTICPAYについては、日本の銀行から出金する際に手数料がかかる点に注意が必要です。

手数料を考えるならこの入金・出金方法がおすすめ

前項にて、FXGTでの入出金には大きく分けて5つの方法があることを見てきました。

なるべく手数料を抑えて入出金を行いたいという方は、仮想通貨での入出金がおすすめです。FXGTではBitcoin、Ethereum、Ripple、Cardano、Tetherの5種類の仮想通貨で入出金が行えます。

どの銘柄も手数料無料で取引できますが、入金の際にはトランザクション手数料が発生する点には注意しましょう。トランザクション手数料の安さについては、Rippleに定評があります。Bitcoinはトランザクション手数料が高い傾向にあるため、あまりおすすめとはいえません。

また、日本円で入出金を行う際はクレジットカードを利用することがおすすめです。クレジットカードでの入出金は手数料が無料である上、最低取引金額も1,000~5,000円と少額から利用できます。

入金も即時反映で取引のチャンスを逃がすことがないため、手数料以外にも大きなメリットがある方法です。

入金・出金手数料の注意点

ここまでFXGTでの入出金手続きにかかる手数料を見てきました。

FXGTでの銀行振込については、「WIRE TRANSFER」を利用して海外の銀行へ振り込むことも可能です。しかし海外の銀行への振込は手数料が数千円発生することや、入出金の反映に3~5営業日かかることから、あまり便利な方法ではありません。

手数料を抑えながらスムーズな取引を行いたい方は、クレジットカードや仮想通貨での入出金がおすすめです。

FXGTのスワップポイントの仕組み

次に、FXGTでのスワップポイントについて見ていきましょう。

スワップポイントとは、2ヶ国間の金利差のことであり、金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買うと、この金利差を利益として受け取ることができます。

しかし、反対に金利の高い通貨を売って金利の低い通貨を買った場合は、このスワップポイントを支払う必要があるため注意が必要です。以下の項目で詳しく見ていきましょう。

為替FX・CFD・株式のスワップポイント

まずは為替FX、CFD、株式のスワップポイントについて見ていきましょう。

FX、CFD、株式のスワップポイントは1日1回(平日のみ)発生し、マイナススワップの場合はほぼ毎日支払わなければいけません。

引用:FXGT公式サイト(2022年2月25日現在)

各銘柄のスワップポイントは公式サイトにて確認ができます。たとえば画像内のユーロ/米ドルを例に見ると、売り買い(ビッド・アスク)どちらもマイナススワップになっていることが確認できます。

マイナススワップは通貨を保有している間は支払い続けなければいけないため、長期保有するとその分コストも大きくかさんでしまうのです。

また、FXGTでは毎週スワップポイントが3倍になる曜日があります。金融商品によって曜日が異なるため、ここで確認しておきましょう。

為替・メタル・エネルギー:毎週水曜日サーバータイム(GMT+3)23:59:59
株式・株価指数  :毎週金曜日サーバータイム(GMT+3)23:59:59

仮想通貨のスワップポイント(レバレッジ手数料)

FXGTでは、仮想通貨を保有している間スワップポイント(レバレッジ手数料)が発生します。

仮想通貨のレバレッジ手数料は4時間ごと(1日6回)に発生するため、長期保有するとその分レバレッジ手数料を支払う回数も多くなってしまいます。

また、FXやCFDと違って、仮想通貨は土日も市場が動いていることから、毎日レバレッジ手数料が発生することも特徴です。

これらのことから、コストを考慮するとFXGTで仮想通貨を長期保有することはおすすめとはいえません。

仮想通貨のスワップポイントの計算例

FXGTで仮想通貨を保有した場合のスワップポイント(レバレッジ手数料)について、実際に計算して確認してみましょう。

たとえば、BTC/USDを購入した時のスワップポイント(レバレッジ手数料)が-0.01%とします。

この場合のスワップポイント(レバレッジ手数料)の計算は
1(ロット)×1(コントラクトサイズ)×(-0.01%)=-0.0001BTC

これを米ドル換算(仮に1BTC=38,000USD)すると
-0.0001BTC×38,000USD=-3.8USD
となります。

つまり1回のレバレッジ手数料は3.8ドルかかることとなり、もし36時間保有(計9回支払い)したとすると、合計34.2ドルの保有コストが発生してしまうのです。

売買取引で利益を上げても、レバレッジ手数料によって利幅が狭くなることも十分考えられるでしょう。

この例から見ても、FXGTで仮想通貨を長期保有することは、コスト面でのデメリットが大きいといえます。

FXGTのスプレッドは狭いのか広いのか

次に、FXGTのスプレッドについて見ていきましょう。

結論から言うと、FXGTにおける為替FXのスプレッドは平均的な水準です。しかし、仮想通貨FXのスプレッドは他の業者と比較して狭く設定されており、トレーダーにとってメリットがあるといえます。

以下の項目で詳しく確認していきましょう。

為替FXのスプレッドを他社と比較

まずは為替FXのスプレッドについて、他の大手海外FX会社と比較していきます。

FXGTXMGEMFOREXAXIORY
USDJPY1.53.41.31.9
EURJPY2.15.12.01.6
GBPJPY2.916.92.26.4
EURUSD1.42.91.41.9
EURGBP2.111.11.95.8
AUDUSD1.59.81.85.3
NZDUSD2.17.23.03.3

引用:各社公式サイトより(2022年2月25日現在)

主要7通貨ペアのスプレッドを見てみると、FXGTのスプレッドは他社と比較して平均的であることが分かりました。

スプレッドを最重視するトレーダーやスキャルピング取引を行うトレーダーにはあまり向きませんが、スイングトレ―ドなど長期保有するトレーダーであればそれほど悪い取引条件ではありません。

仮想通貨FXのスプレッドを他社と比較

次に仮想通貨FXのスプレッドについて見ていきましょう。

FXGTBitterzCryptoGTCryptoAltum
BTCJPY2,5003,0002,5002,500
BCHJPY802409090
ETHJPY230350220220
LTCJPY302302525
XRPJPY130150130130

引用:各社公式サイトより(2022年2月25日現在)

メジャーコインのスプレッドについて比較してみると、FXGTはやや狭めに設定されていることが分かります。

特にBCHJPYについては、比較した業者の中で最もスプレッドが狭くなっているため、なるべく取引コストを抑えたいと考えるトレーダーにおすすめといえます。

FXGTの口座維持手数料

最後に、FXGTの口座維持手数料について見ていきましょう。

FXGTでは、基本的に口座維持手数料はかかりません。しかし、一定の条件に該当して休眠口座となった場合には、口座維持手数料として毎月10ドルが徴求されます。

休眠口座と判定される条件には2つのパターンがありますので、順番に確認していきましょう。

残高がない口座は30日で休眠口座になる

残高がない口座の場合、30日で休眠口座になってしまいます。一度休眠口座となるとボーナス(クレジット)も取消となる上に、休眠口座の復活もできません。

しばらく取引を行わない時でも少し残高を残しておくか、もしくは解約手続きを行う方が良いでしょう。

残高がある口座でも90日動きがなければ休眠口座になる

残高がある口座でも、90日間取引がない場合は休眠口座となります。休眠口座となると、保有しているポジションや注文も取消されてしまうため注意が必要です。

90日間入出金や注文などの取引がなければ休眠口座となり、毎月10ドルの手数料が徴求されます。残高がない休眠口座と同様に、ボーナスは取消となる上、口座の復活もできないため、しばらくトレードを行わない場合は一度口座解約をしておく方が望ましいでしょう。

まとめ

この記事ではFXGTでの取引にかかる手数料について、他社と比較してきました。FXGTは入出金の手段が豊富で取引手数料を抑えながら資金移動を行うことが可能です。

しかし、保有する金融商品によってはスワップポイントの支払いが発生する点に注意をしてください。特に仮想通貨については1日6回のスワップポイント(レバレッジ手数料)が発生するため、長期保有するほど取引コストがかさんでしまいます。

全ての金融商品取引では、コストを抑えた取引を行うことが重視されます。売買取引で利益を上げても、手数料がかさむことによって利益の幅が小さくなってしまうためです。

FXGTは入出金の方法や取引する銘柄を上手く選ぶことで、コストを抑えた取引を行うことが可能です。低コストで取引を行い、上手に利益を上げたいと考えているトレーダーは、ぜひこの機会にFXGTで口座開設を行ってみてはいかがでしょうか。